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いただに工業には、ヨーセツに魅了された人間味あふれる職人たちが集まっている。
ここではその一部を紹介しよう。

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2010年、夜間の高等学校を卒業してすぐいただに工業の一員に。
地道な鍛錬を続け、新人を教育できるレベルにまでヨーセツの力を覚醒させた。
チームワークの重要性を知るシンのモットーは、「とにかく丁寧に」。
後の作業者が手直しする必要のないよう、常に意識している。
今でこそ正確なヨーセツを行うシンだが、かつては火花の慣れない熱さに苦しんでいた。
今でも技術の追い付かない若者を見ると、昔の自分と重ねてつい親身になってしまう。
そんな面倒見の良いシンを慕う後輩たちは多い。

スイッチを押すとノズルからワイヤーが出てきて、ヨーセツの力が溢れ出すしくみになっている。こまめに手入れをしないとワイヤーが出にくくなる等、気分屋な性格。



2006年、地盤改良業界からいただに工業に移り、現在は安全衛生責任者を務める。
材料の取り付けからヨーセツ作業、ひずみ調整まで、各チームの進捗管理を担当。
複数のチームが動いていると、時には衝突することもある。
休みなくヨーセツに取り組むため、早く部材を渡してほしい職人たち。
しかし思わぬハプニングに、部材の引き渡しが遅れてギクシャクすることも。
ノリフミはこういったチームごとの思いを理解し、調整する役割を担っている。
効率性の向上を徹底する一方で、個々メンバーの体調を気遣う一面も。

ヨーセツを発揮する前に欠かせないのが、取り付け時の正確な角度調整。デジタルで角度を示すほどの几帳面さを持つが、3~4年で変形してくるため新調が必要となる。



母国フィリピンで飲食店を開く資金を貯めるべく、2013年に日本へやって来た。
知識ゼロの状態からいただに工業で修行を積み、ヨーセツの力を覚醒させた。
クールな性格で、愚痴をこぼすことはほとんどない。
仲間と話すのは技術のことばかり。ヨーセツで分からないことはすぐ先輩に確認する素直さを持つ。
日々ヨーセツを極めるべく、黙々と鍛錬を重ねる努力家。
家族愛が強く、仕事が終わったら毎晩フィリピンの妻や子供に電話する。
異国の地で巨大船の製造に携わっているマカスのことを、家族も誇りに思っているようだ。

人間にとって有害な光や熱から守ってくれる、とても頼もしい存在。ヨーセツでは「ヒューム」という鉄の粒子も飛散するため、下にマスクをつけることが必須。